4月8日(日)
やまがたレトロ館 旧山寺ホテル
結城泰作やまがたレトロ館原画展示館としてオープン

山寺ホテルは、宮城県境に近い山形市郊外山寺に位置する老舗ホテルでしたが、御当主の突然の死去により平成19年、閉館されました。山寺は松尾芭蕉が句を詠んだ地として広く知られています。以降、山寺駅前という地の利に恵まれながらも建物を生かすことが困難になり、傷みが目立つようになりました。
 私たちは何度かこのホテルを訪れ、建物を保存活用する提案を行って参りました。昨年9月にはレトロ館原画の展示を企画。山寺を訪れる多くの方々より共感の声が寄せられ、元気を戴きました。この冬の雪はことのほか多く、屋根の一部が崩壊する等劣化は進みましたが、何とかこの度レトロ館原画展示館として開館するに至りました。

皆さまからの募金、励まし等に心より御礼を申し上げます。これから旧山寺ホテルは山形県内のレトロ館原画を展示しながら、山寺を訪れた方々のオアシスとして再生して行く所存です。これからも旧山寺ホテルに、どうぞ足をお運び下さい。
(厳冬期は閉館致しますので、事前にお問い合わせ下さい)
電話番号 023−695−2216

山寺ホテル正面入口

旧山寺ホテル正面玄関の様子。JR山寺駅に相対峙し、仙山線全線開通の前年、昭和11年に増築された。正面右手の新館はこの時代に新築されたモダン建築である。大正5年に竣工した本館はこの背面を表玄関としており、現在も残されている。

山寺三番

帳場脇に設けられた電話室。山寺三番。電話は昭和41年8月に引かれ、一番は山寺村役場、二番は立石寺、三番が山寺ホテルだったという。電話室内には交換台を呼び出す黒電話が置かれ、【鐵道省指定旅館】の札が掛かる。

本館2階

本館二階は、三部屋ぶち抜きの大広間になっている。観光全盛時代はここで150人、下の部屋で150人の客が食事をしたと言う。この広間から山寺宝珠山が手に取るように見える。庭園にはしだれ桜が満開になっていた。

2階客室

新館の二階は、モダンな客室である。昭和の香りがする洋服ダンスや、シンプルな床の間が懐かしい。障子戸には擦りガラスが嵌め込まれ、日本の代表的な風景が描かれている。

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