結城泰作没後七年 レトロ館原画懐古展のお知らせ

山形レトロ館原画作者・結城泰作氏は平成17年9月に逝去し、今年七回忌にあたります。このたび、山形市の旧済生館や文翔館といった代表作の他、天童、 上山の作品も合わせ、旧山寺ホテルの客室を会場に展示を行っております。 一階にはやまがたレトロ館絵地図や、山形・天童・上山の絵はがきセット、絵はがき入りの額等も販売されています。 また、建造物保存のための募金も行っておりますので、是非足をお運びください。木造ホテルのレトロな雰囲気を味わうことができます。

  • 旧山寺ホテル住所

  • 〒999-3301
  • 山形県山形市大字山寺4278
  • TEL 023−695ー2216
  • 交通アクセス

  • JR仙山線   山形駅・仙台駅より 山寺駅下車正面すぐ
  • 山形交通バス  山交バスターミナルより 山寺行き終点山寺
  • 車       国道13号線大の目交差点より山寺街道奥へ

旧山寺ホテルについて

旧山寺ホテルは平成19年にホテルを廃業し、現在は閉館されている ため、建物の傷みが目に付くようになりました。 しかしこの度所有者のご理解の元、建物を利用して展示を行うことが できました。さらにこれを機会に、建物や庭園の痛みを補修しながら なんとか活かして行きたいと考えております。

山寺ホテルの歴史

旧館(西北正面玄関左側)と新館(東南正面玄関右側)が時代を超えて 連結され、構成されています。

同ホテルの前身は現在の川原町(立石寺門前町の部分)にあった江戸時代 からの旅籠【中島屋】。しかし大正初期、立谷川の氾濫で流失してしまい ました。中島屋の面影は、ホテル正面に掲げられた木製看板の裏面に見る ことができます。 その後、対面石の対岸にある現在の場所に再建されました。明治35年当時 の建物は医院だったと言われ、旧館と呼ばれています。浴室、洗面所なども 当時のままに現在も使われていますが、居住部分のため、立ち入ることはで きません。 その当時、現在の北側の庭園部分は山形・天童方面へのバス発着場で、賑わ っていました。この様子は、館内に写真展示されています。

その後、昭和12年に仙山線が全線開通したため、山寺駅と対面する形で 正面玄関を東側に移し、昭和11年旧館に増築の形で新館として新築され ました。現在の正面玄関右側の建物にあたります。

仙山線は仙台と山形を結ぶ国鉄線で、山形ー山寺間は昭和8年開通。その後 4年をかけて昭和12年、仙台ー山寺間が開通し、全線開通となりました。 これにより、山寺は観光地としての隆盛期を迎えます。 山寺ホテルは新館の開業により山寺駅と相対し、現在の東側を表玄関とし、 以前の表玄関が現在は裏玄関となっています。 当主が亡くなる平成19年まで、ホテルとして営業していました。

山形歴史たてもの研究会と結城泰作氏のレトロ館ペン画について

山形歴史たてもの研究会は、平成16年、山形県内の古いたてものを愛する市民 により活動を開始しました。それ以前の平成12年頃には同様に活動を行ってお りましたが、古い建物や周辺景観の保全活動を推進するため、会の名称を現在の 【山形歴史たてもの研究会】と改めました。 山形 県内外の地域を電車や徒歩で めぐり、文化を物語る建物を発掘し、時には持ち主の方とお話をさせて戴き、写 真や文章に記録しています。

平成13年には結城泰作氏が、山形旧市内に残る建物の正面画24点を描き、 【やまがたレトロ館絵地図】を作成致しました。その後一部建物の解体というこ ともあり、改訂を重ねて現在に至っています。 氏は研究会 員が撮影した写真や 資料を基に、精密なペン画を描きました。研究会では、地域に密着した郷土や、 銀行、郵便局等で原画展を開催し、歴史的建造物の価値を市民へ発信していす。

また、県外からのレトロ館愛好者のまち案内・説明、シンポジウム企画・開催、 及び県内外との交流を深める活動を行っています。 平成20年に は、東北専門 新聞連盟・東北専門記者会主催による【地域づくり社会活動顕彰表彰】を受賞致 しました。 研究会の活動については、 東北文化友の会発行の【まんだら】をご 参照ください。また会員の小林和彦は、平成19年より山形コミュニティ新聞紙 上へ【レトロ山形再発見】を連載し、山形レトロ館の魅力を発信しております。